…ねえ、イヴァン。 本当に人狼は、いるのだと思う? 本当に村の中にいるのだと思う? だとしたら誰だと思う? ボクは──…、[一つの名、告げかけて躊躇い、] ………ボクが人狼なら、イヴァンはどうする…?[きつく木の扉を掴んだまま、問い掛けた。───月が、紅い]