[何の力も持たない「人間」の役割とは何か。声を奪われた私は、問うこともできなかった](私を喰らうのは、アレクセイさん)[私は目を見開いて、淡々と告げるその人を見つめていた。床に横たえられた頃には目の焦点も合わなくなって、朧な影としか見えなくなっていたけれど。耳元で囁かれた言葉>>3:*6に力が抜けてゆく。私に出来ることは何もなかった。冷たい絶望がしみこんできて、指先すら動かせなくなって](これで終わり?)[プツリと何かが>>3:*7断ち切られ、私の意識は闇へ溶けた*]