………。[気にかかったのは、先の疑いの所為だけではない。仄か、腕に熱を感じたから。人狼の存在を報せているのだろうか、と思う。逡巡して、戸を叩いた][返答はない。][意を決して扉を開く。冷えた風が廊下へと逃げていった]