[思わず片目を瞑る。すぐさま窓辺に視線を転じれば蹲る子供の姿。気配に気付いた様子もない]いくら室内だからって。凍えるぞ。[呟き、中へと入る。もし獣ならばとも思ったが、それより早く足が動いた。傍に寄り、肩に手を伸ばす。揺り動かされた子供の髪の合間から、何かが覗いた]あお、い――?[炎に包まれた、花。目を見張る]