ん………。ちょっと、寝てないだけ。[見上げてくるイレーネに状況を端的に伝えて。それから思い出したようにポケットに手を突っ込んだ]…そうだ。これ、イレーネに。[引っ張り出したのは小瓶にチェーンを括りつけたもの。小瓶の中には水と、その中で漂う乳白色の小さな宝石。宝石が動くたびに、キラキラと何色にも輝いた]