―広間―そんな言い方をするものではないわ…。[フォルカーに言うイレーネに、思わず横から口を出してしまう。伏せられてしまった顔に長く続きはしなかったけれど]本当に壊しそうだったら止めてるわ。樽なら壊していいというものでもないから。[呆れ混じりの声でユリアンに突っ込む。その空気に内心では安堵の息を吐いていた]