─ 神魔の森 ─[明るくなる表情に、ほんの一瞬目を細める。刹那過るは、痛み伴う微かな記憶。それは、緩く首振る仕草で振り払い]……天使様が……ですか。[返された無邪気な言葉>>392に、また、違う痛みが浮かぶのは抑え込んで、ひとつ、息を吐いた]待っている人がいるのであれば、いつまでも引き留めてはいけませんね。……早く採って、戻ってあげてください。帰り道が分からなくなったら、黒い蔦に咲く白い花の見つめる方へ。決して、逆に行ってはいけませんよ?