[言い聞かせるように言って、ほろ、と一つ、旋律を落とす。森に住まうものに、しばし、息をひそめるように、と命ずる音色を響かせて]……それから。森の奇跡は、一度だけ。二度は頼れぬ決まりですから。それを、忘れないで。[柔らかな声で紡ぐのは、戒めと、ささやかな、ささやかな願いの言の葉。己が気配を感じたもの、その想い>>393には今は気づく由もなく*]