うん……[彼女自身、人狼の話を信じていた訳ではないから。こうして話すのは、多少勇気の要る事ではあったが]………聞いて、いる……人は………いるだろう、けど…[ぽつ、ぽつと。ゆっくりと話し始める。端的に][人狼事件の事。それから、昼に自衛団長に聞いた話を、そのままに。数年前の出来事。ブリジットが、“何か”を見たかもしれない――それを、「人狼を見た」事にさせようとしていると。真実はどうであれ。]………こういう………話…は、ハインリヒの方が……詳しい、かな。