……………え?[少年自身へと向けられたハインリヒの声>>360を拾い、顔を上げ、目を瞬かせた。手は自然とポケットへ、彼から貰った鉄紺に布越しに触れる] 僕、だったら。[考えてもみなかった、という調子] ……僕、だったら。[間を空けて、同じ台詞を繰り返したきり、黙り込んだ。視線が彷徨い、沈黙が落ちる。先程までとは別の思考の迷宮に入り込み、周囲の状況も意識に入らなくなってしまった]