[気がつけば、佇んでいたのは月のない場所。夢か現か、それすらも図りかねる態のまま、ただ、彷徨い歩いて]……ん。[不意に、響いた歌>>401に、蒼と紅が緩く瞬く]これ……コエ?それに、これって……。[紅の世界に響いたそれは、記憶にあるもので。しばし、躊躇った後、歩みを止めて紅の世界に意識を向けた]『……誰か、いる、のか?』