[重ねた手はそのままに、右手の指先がサーシャの右目から零れた雫を掬おうとすれば隻眼に映り込む自身の幼い姿に気づいた]護れていたから、――…[ゆっくりと自身の本来の姿を思い出しながらサーシャの左目から溢れた>>356揺れ動く闇に意識は傾いて]今度は私に護らせて。サーシャさんの抱える痛みを分けて欲しい。[涙掬うその手指が前髪流れる左の頬へと伸ばされる*]