[家族といってくれる人たちの手を握り、そして緩めて
ふたりと言葉交わせば再びヒューゴの方>>390へと顔を向ける。
彼と共に暮らしたのは二年だけだったけれど
離れていた間も家族と思い信頼していて貰えたように思える]
家族だから留守を任せてくれたのかな。
勉強の為だって分かってたけど――…
ヒューゴが村を出て、さびしかったよ。
[ぽつと言えずにいた事を零し]
けど迷いなくまっすぐ進んでくヒューゴは憧れでもあった。
[自慢の兄のようにも思えたけれど
兄と呼ぶには近く過ごした時間は短く]
思いのほか頼りにされてたのかな。
――…ヒューゴは一人で何でもできるって思ってた。
[互いの認識の違いを改めて理解してゆく]