心配させたいわけじゃないからそんな心配はさせないように、する。[包み込まれる左手の指先がそっとヒューゴの手を撫でる]無茶はしない。これからは、――…相談する、から。迷ったら、相談にのって、ね。[頼りにするという代わり思いを伝える。僅か間をあけ、思い出したように眉尻を下げて]でも、『お前がいないと、駄目』なんてそれは特別な人が出来た時にとっとかなきゃダメだよ。[彼の双眸を見詰め、「ね?」と微か首を傾げてみせた*]