―― カルメンさん[彼女の方へと向き直る。 彼女の目を探すように視線がゆっくり上下左右に動いた。 もし、視界の端にその二つの蒼がかすったなら。 そこでゆっくり焦点がそこに結ばれて。 そしてにっこり笑う]ほんみょお、教えてくれてありがとございました。あだ名っていっつわってるの、しんどかった でしょう?[どうして名前を偽ってたのか。 想像はつけども、彼女が自分から言うまで詮索しない]