―中庭・屋台村―何も願わなかったんですか?もったいないな。[瞬き、笑いながら言うゼルギウスに、クスリと笑って。魔本の話や術式関係の話には、魔法も本当に奥が深いななんて思っていたのだけれど]え、あ?[小さな声に今度は瑠璃が瞬いて。彷徨った視線はウェンデルのそれとぶつかってしまって]…ええと。[悩む。まだ色々と心は揺れているままで。友人たちのこと、自分の気持ち。そして本人の]