[響く歌は、放浪の中で聴く機会もあったが、因果を綴ったものとはすぐに気づけずに。投げかけた呼びかけに返る言葉>>408に、僅か、異眸を細めた]『あー……やっぱりあんたか、メルト』[名を呼ぶコエに、こちらも記憶にある名を紡いで、それから]『ほんとにまた、でくわすとは、ね……って言っても。 ここって一体、どこなんだか……』[返すコエには僅か、嘆息めいた響きがのった]