「これでティルももうちっと成長してくれればなー。
どうも精神的な影響が肉体にも出てるみたいだし」
『保護した時から外見ほとんど変わってへんからな。
ほんまならもうそろそろ青年の外見になっとってもええんに』
「ま、こればっかりは当人の問題だろ。
俺らは良い方向に向かうよう、導いてやるしかない」
『せやなー。
導く奴が中身子供んままっちゅーんが問題やろけど』
「どーゆー意味だ」
『そーゆー意味や』
[お決まりの漫才を繰り広げながら、トリスタンはティルを見詰めます。
ティルは最強寮母の言うことを一つ一つ聞きながら、頷きを返していました]