[ベルナルトの背から、降りる。ただ、なんとなくその傍を離れられなくて、外に出ていく者の背を見送りながら。]ベルさん。[きっと、『夢』の話は聞こえていたと、思う。きっとあの遠かった空間は、きっとそれと似たようなもの。ベルナルトが、キリルの考える『もの』と同じだとは、全く思わないけれど。]