─ 教会・聖堂 ─
[人狼を受け入れていたナターリエに、人狼なんて居ないほうが良いと言うカヤの言葉>>408は、自分へ向けられた罵声よりも痛かった。
人は、自分達を脅かす者を許さない。
自分達が生きるためにそれを排除しようとする。
生きるため。
人狼も、生きるために人を喰らわなければいけないのに。
生を受け取り生きる人狼と、生きるために他を排する人と、何が違うと言うのだろうか。
分かり合えない世の中に、ナターリエはただ、嘆いた]
──… 、 。
、 ……───
[刃の突き刺さった胸から命の雫が零れ落ちる>>409。
血の気が引き、青紫になった唇が震えるように動いて]
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[目の前の子と、護るべき子を想いながら、瞳を伏して意識を遠退かせた]