─宿屋・食堂─[身体が震えそうになるのを必死で堪える。周囲の声は断片的にしか耳に届かない。不意にかけられたゼルギウスの言葉>>359には辛うじて気付く事が出来たが、思わずビクリと身体が強張った]……僕は…結構だ。───失礼する。[勧められたサンドイッチは辞退し、席を立つ。俯き加減で宿屋の出入り口へと向かったなら、身長差もあって表情を見ることは難しかったことだろう。制止の言葉を投げかけられたとしても足は止めることなく。宿屋の扉を開き外へと出て行った]