…ギュンター様は、何をお考えなのかしらね。
[アーベルの言葉>>413に、ちらりと窓の外に視線を走らせて呟いた。
燈台守をしていた方にはお会いした事はなく、死を悼む気持ちはあれど何故自分が疑われてしまったのだろうという気持ちも正直な所少し持っていた。
けれど自分以外にも何故疑われたのかと思える方ばかり集められた現状でそんなことは言えないと、無意識に頭を振った後、そろそろ荷物をと言われ我に返り。]
…そうね、いつまでも此処に居ては身体が冷えきってしまいそうだし。
あ…ありがとう、アーベル。
[トランクを部屋の中まで運んでくれたのには素直に礼を言った後、彼の目を見つめ。]
ねぇ、アーベル。
…屋敷の外でくらい、お仕事を忘れてもいいのよ?
もう私、寝たきりで動けなかった子供じゃないんだから。