─ 黒珊瑚亭 二階・五号室 ─[尾が揺れて、月色が煌くのを視界の端に捉える。平凡な日常の中、楽しんでいたやり取りはユリアンにとっても楽しかったのなら、それは自分にとっても幸せで。こちらの軽口をあっさりと肯定>>256されれば、きょとりと瞬いた後少しバツが悪そうに目を逸らし]ばっか、んな素直に返すなよ。言ったこっちが照れるじゃねーか。[若干ぶっきらぼうに言ったものの、すぐに、ふっと気を抜いた笑みに変え]ま、でも。俺もお前のこと、愛してるぜ?[軽い声で、本音を口にした]