─どこかの路地裏─[さて、ここからどうするか、と考えていた矢先かけられた声。常磐緑は上を向き]……おやま、こんな所でお会いするとは。[ふ、と。浮かぶのは、どこか警戒を宿したいろ]まあ、探してるというか、自分の詰めの甘さを後悔していると言うかなんで、お気遣いなく?[それでも口調は冗談めいて]……で。何か、俺に御用ですかと。