―二階個室―カハッ![盛大に何度も咳き込んだ後、何かがスッと抜けていった。身体の自由を奪っていた熱も一緒に下がり出す]喉渇いた。[目が覚めて呟いた時には、動くのに支障ない程度まで落ちていた。まだ普段より高かったけれど、このまま落ち着くような気がした]どれだけ寝てたんだろう。[ゆっくりと起き出して、壁をトンと叩いてみた。呼ぼうとしたのではないのでそのままベットの外に出た。机の上に乗せておいた聖書が視界に入った]