…………。[ため息を、ひとつ。 ちぎれかけた左の袖がもぞりと動く。 右の手と、左の肩の傷はそのままだが、 彼女が拾ってきてくれた腕は、どうにか形になって] この。[ぺい、と。 赤い髪に隠れたおでこを叩こうとするのに、答えてくれた*]