お師様ってずるいですよね…。
「まぁまぁ、とりあえず単位習得おめでとう。うんうん、ロミちゃんが立派に成長してくれてパパはうれしいよ。」
小芝居はもういいですよ、お師様。何か用事があったんじゃないですか?
「まったくロミちゃんはせっかちだなぁ」
お師様がのんびりすぎるんですよ…。
[ジト目で見ても特に気にした様子もなく、お師様はいつもどおり]
「今日はロミちゃんの誕生日プレゼントを持ってきてあげたんだよ。前からロミちゃんが欲しがってたもの。」
えっ?本当ですかお師様?
「ロミちゃんが喜ぶ顔が見たくてね、はい大人の女性のしt…」
[綺麗にラッピングされた箱を笑顔で渡そうとするお師様。
私は問答無用でその顔を引っかいた。]
「はっはっはっ、軽い冗談のつもりなのにロミちゃんは手厳しいな。
とりあえずあけてごらん、きっと喜ぶと思うから」