『そこは変わらず……か』[避けて来たのは自分も同じ、との思いを込めて小さく呟き]『あんまりにも現実離れしてるから、最初に考えたのはそれだったけど。 ……未知の存在?』[思わぬ言葉に戸惑う内、返されるのは重い吐息と、それと同じくらいに重い響きの、コエ>>426で。ただならぬものを感じさせるそれが、僅か、気にかかった]『散らした……ってのは、その、未知のナニカ、か? でも……それだけ?』[それだけとは違う、何か。以前とは何処か、何か違う感覚が引っかかり。その問いは、ごく自然にコエとなっていた]