そうか。なら、覚えてないのも道理だね。[エーリッヒ>>432に頷いて] 蒼と朱、ふた色の花。 対なる双花を身に帯びし、『双花聖痕』。 彼らは象徴。彼らは導。 力なき者を導く使命を帯びし、神の御子。 されど、甘美なるその花は。 時に強く、激しく、月の牙を引き寄せる。[再び口にする『幻燈歌』は先とは別の一節だった]まあ、お伽噺の存在だから――…信じる信じないはキミたちに任せるけど。俺がギュンター殿のように襲われたら――…俺が言ってた事を思い出してくれると嬉しいかな。