[炎の投射>>377が間近で起こる。
赤い閃光、赤い刀身、正にレイディアント《燦然たる輝き》が迫る。ぐん、と加速されインパクトの瞬間がズレかけたが]
ぁ。
[目の前で>>400レディアの長剣がすっぽ抜けた。
もう本当にものの見事に抜けていった。
なかなか無いシュールさだった。
何故かアーニャの脳裏に焚き火をしている時に羊皮紙を燃やしてしまった時の自分の姿が思い浮かぶ。]
...らぁ、ら。
[しかし、レディアの胸部目掛けた鎚の勢いを殺す事は出来ない。このままでは胸部に減り込み、とても良い一撃を与えてしまう。
……勢い籠めた戦鎚の一撃がレディアに減り込む。]
...い、いいの貰っちゃったわぁ、ね?
[ごろごろ転がっていったレディアに声をかけた。
そう、かろうじてレディアが交差させた両腕に戦鎚は当たった。
骨が軋んだ感触がアーニャの腕にも伝わっていた。]