─生徒会室─[>>430 水音に紛れた言葉は届く事はなく。投げかけられた問いに、は、と短く息を吐いた。外の空気の冷たさを象徴するように、零れたそれは白い]……いやいやいや、ふつーだろ、迷うのは。知り合いなんだし。なんでー……かは。んー……。[驚きを乗せた声で投げられる問いに。僅か、腕を組んで、思案の素振り]……お前いなくなったら。周り、静か過ぎて、張り合いなくなるから……ってぇのは、理由にならんかね?[空白を経て返した言葉は、口調だけは軽かった]