―中央公園―
とてもきれいな音色なんだよ。
[童もどこか寂しそうな懐かしそうな顔をする。
一緒に思い出したのは、別の「音色」だったかもしれない]
それは、そうだけど。
そのままよりはずっとよさそうだったの。
[言い訳めいてもいるのは、危険を教えられてはいたからこそ。
それでも間違っていなかったと、そう思えるだけの動きがあった。
結果として還して眠らせることにもなってしまったけれど]
――うん。
やくそくは、まもるよ。
[ただ強いだけではない、真摯な思いを籠めて頷く。
浄化を受け風の司と共に在った憑魔は、何か別のモノとなったかのよに]