─ →宿屋─
[大きな鞄を持ったミハエルの姿は他から見れば目立っていたことだろう。
けれど、苦労しながら運ぶその姿に手を差し伸べる村人は居なかった。
村全体に容疑者が誰なのかが伝わっていることが窺い知れる]
[宿屋に着くと一旦部屋へと荷物を置きに行って。
食堂へと戻って来るとベッティに声をかける]
食事を頼めるか?
実のところ、朝から何も食べていないのだ。
パンとサラダとスープだけでも良い。
[朝食をも抜いていたために空腹はピークに達していて。
とにかくお腹に入れようとベッティに注文した。
ただ、肉は食べることが出来そうに無かったために簡素なものになってしまったが]
[注文したものが運ばれたなら、しばらくは食堂で腹を満たし。
ゲルダが戻って来たのなら、先刻の話をするために部屋へと誘う*だろう*]