─ 数日後 ─[『蝕』が起き、『封』の騒ぎが起き、収束してから数日。村では度々話し合いが行われていた。その中心に居たのはポラリス]だーかーらー、もう心配要らないから『封』なくしたのー。[何度も聞かれる問いに唇を尖らせ、呆れた顔をしながら答える。『魔』のこと、『祈り子』のこと、『封』のこと。皆が眠っていた間のことを説明させられ、古参達が危惧することに反論した。独断を酷く咎められなかったのは、今は亡き祖父の人徳だろう。『封』に関しては当家に一任されていたらしかった]