─ ある日の午後 ─
[ごしごし。>>398
傍でリディアがパトラッシュを洗う音が聞こえる。
ばしゃっ。水を掬ったり落としたり叩いたり、ついている泡を使い手の中で遊んだり、 ふーっ とシャボン玉を作りしていた。
一通り水の中で出来る事が終わると、電子音-vuuuu-が鳴る。
自分の格好、今の場所。水遊びの格好、泳ぐ格好。遊べる事は一通りした。ビニールプール程度の大きさでは泳げない。]
よし。
[なにがよしなのだろうか。
呟いた言葉はパトラッシュを洗う音にまぎれて届かなかった。 そのままぺたぺたとビニールプールを脱走する。
最初は歩いていたけれど、”追いかけられ始める”と、パッと後ろを振り向いて電子音-vuuuuu-を鳴らしながら、「えっ!?」とわざとらしく驚いた後、”追われたら逃げておこう”のパターンに入った。-vuuuuu-
前に軍人の姿>>419が見えると、一度は警戒したけれど、捕まえる様子はなかったのでそのまま横を駆け抜けた。]
なんだなんだ
[それは周りの台詞である。
そのうち追い詰められ、大ボス>>412に―ゴッ―殴られると、また大げさに痛がる様子を見せた。リディアに引き渡され洗い場に戻る時には*全く以って平常どおり*]