……ああ。
刈られたら、色、変わっちまったけど。
[同じしるし、という言葉に右手の花を撫でる]
これが出てきたから、こうなって。
でも、これが出てきて、色々話せたから、色々聞けたからこそ、ってものがあって。
……ほんと、複雑だよな。
[刈り手を寄せるもの、それが齎した結果は文字通りの良し悪し二極。
複雑な想い抱えた呟きに返すのは、やりきれなさをこめた嘆息]
うん、聞こえてた。
聞こえたから、気づけたんだけど……うん。
[言葉だけで十分、と。
そこにこもる想いだけでも、嬉しくはある。
けれど、遅すぎた事への悔しさは、やはり、消えず]