[オトフリートの会釈にいやと手を振り]何と言うこともない。私のしたことはその存在を教えただけだから、礼をされるには及ばないよ。[答えた後半は欠伸にかき消されてしまった](おや……)[目を振り子時計に向けると、もう朝まで時間が少なくなってきている](どうりで眠い筈だ。 年を取って何が嫌かというと、無理が利かなくなることだな)[欠伸をかみ殺すと目尻に涙が浮かんだ]