[確かにそうだ、と。
苦笑の気配と共に伝わる言葉に、軽く、肩を竦めた]
『……同じように、迷い込んだ何か……ってとこか。
確かに、考えても仕方なさそうだな、それ』
[低く重い声音での説明>>442に、考えても答えは出そうにない、とそれ以上の思索を打ち切り。
重ねた問いへの答え>>443に、眉を寄せた]
『……二輪、とも』
[それが何を意味しているか、あの後彼が何に直面したのか。
問いを次がずとも、それは知れて]
『そう、か……』
[それだけに、何を言えばいいのか、がわからずに。
紅の世界に落ちたのは、複雑な響きを帯びた、コエ一つ]