自衛団員 マテウス

─ 騒動後 ─

[あの日以降、新たな犠牲者が増えることはなかった。
亡くなった人達の遺体は出来るだけ傷まないように工夫して、相談の上で村の人達に引き合わせる前に埋葬してしまうかを相談する。
行商人やレナーテは身内が居るわけでは無いため、直ぐに埋葬してしまうことになりそうだったが]

恐らく向こうからも除雪はしていると思うが、こちらからも作業した方が早くここから出られるだろう。
手伝える者は手伝ってくれ。
だが無理はしなくて良い。

[それらの話が終われば次はここから出るための作業についてを話し。
その後の日々は出るための作業に追われた]


[そして数日後。
雪によって閉じられていた小さな世界は解放された]