[イレーネには一つ頷いて笑う。]…ならいいんだが。どうにも青年は表情があまり変わらない気がしてね。周りが気付きにくそうだから、心配だ。[額を抑える様子には、眸を眇める。この場から彼の数値は見えない。]…何かあったら、迷わず呼べよ?[そう言って、奥の部屋へと向かう二人を見送った。]