―――それから、ここから先は父親として、息子に残す最後のメッセージだ。
まずは強く生きろ。それから俺がいつも言っていたことを時折でいいから思い出せ。
それでもオーフェン、お前はまだ子供だ。がんばった後でそれでもつらいときは、大人に頼るんだ。
オーフェンのことを一人残すのはとても心苦しいが、俺も同じ年くらいには一人だったしなんとかやっていけた。俺の息子なんだ、オーフェンにもきっとやれると信じている。
それに、これは俺の推測だがおそらくこれから莫大な金を手に入れることになるはずだ。
俺と違って金に困ることはないだろう。ただ使い方は困るはずだ。
俺の知り合いの弁護士を紹介してやる。*****星の******事務所のディーノってやつだ。番号は***-*****-****-****で俺の息子だって言えば取り次いでもらえるはずだ。
見た目や性格にやや難はあるが、信用できるやつだし、あいつは俺に恩があるからな、きっと力になってくるはずだ。
オーフェンのこれからの人生がすばらしいものであること祈ってる」
[送信された日時は、ちょうど撃たれることになる前の日の晩それまではまだ本物の父親であったと**]