フリーライター 礼斗

─中央公園─

……あれとタメで何かできるヤツなんざ、いねーよ。

[ほんの一瞬、掠める苦笑。
それから、告げられる宣に、一つ息を吐き]

……『想い』、『願い』。
お前は元々、そこから生まれたモノ、だったな。

[小さく呟いた後、桜の大樹を見上げる]

なら、己が在り方のままに。
見守り、そして。
……満足したら、俺んとこに来い。
その気があるなら、理に還してやるよ。