[そして、右手の花について。] 御伽話の……? ……あっ、蒼の花? えっ、本当にあったんですね…![双花聖痕の一節を聞かされて>>437思い出し、珍しい物を見れたと思わず目を輝かせてしまう。それが意味するのは理不尽な運命だというのに。思い至らず。] アーベルさんの手……素敵……欲しいです……。[うっとりした眼差しで、ほうっと溜息をつきながら口にしたが。ハッと我に返り。] あっ…! い、いえ何でもありません。すみません…っ。[もしアーベルが襲われたらと聞き、事は深刻なのだと思い出し、慌てた。]