[顔を蹴られてよろめくことは無かったが、両眼の間、鼻の付け根辺りに一つ足型がついただろうか]…………。[数瞬、上を向いた体勢のままだったが、謝罪の言葉にそちらへと視線を向け]………。[人へと変貌する様子に驚くことも無く、無言のまま背を向け歩き始めようとした]