─どこかの路地裏─
[返された笑み、対するのはやれやれ、という嘆息]
『あの連中』相手のみ、って事なら、お受けしましょうか。
安眠のためにも。
[冗談めかした口調で言いつつ。
差し出された手に、こてり、と首を傾げて見せ]
……申し訳ないけど、右手は『企業秘密』搭載なんで。
握手はご勘弁いただきたくー?
[にこり、と笑う。
力の集中する右の部位は、他者との接触を避けているもの]
……ま、組織に直接繋ぎを取るのは避けたいとこですか。
建前上は、そちらさんとの個人契約、って事にしといた方が、何かと通りもいいでしょうし。
[それから、一転真面目な口調でこう言って。連絡先のチップの方は、受け取った]