[ぶつぶつと独り言を呟いていると、向こうから声を掛けられる。
それに気付いて顔を上げると、]
……ん? ああ、すまないな
竜種なんて初めて見るもんだからついつい考え込んでしまってね
いや、用という用はないんだが……
[とそこで、何か思いついたのかポンと手を打つと]
そうだ、滅多にない体験なんだ
なら、試す価値はあるな
[そう呟きながら背中の盾(プライヤー付き)を外すと、ドンと目前の地面に突き立てる。]
出会って早々こんなことを頼むのも不躾に思われるかもしれないが
よければ、手合わせ願えないだろうか?
[そう言って、にやりとした笑みを浮かべる。]