―三階/休憩室―[それから再び両手を伸ばして]…起きてこれなかった人達に。[一度瑠璃を閉じ、ゆっくりと弾きはじめたのは祈りの曲。他に歌える人もいるかもしれない――Ave Maria.静かに静かに流れてゆく。その音に合わせ、ここでは気がつきようもないどこかで、バサリと羽根が大きく振られた]