[三階へと戻る背。二人のどちらも気にかかるものの、一先ずはとそちらを追って。かつて喰らった女主人に向けて紡がれる言葉。そこに感じるのは、揺らがぬ決意。わずか、目を細めて、それを聞いて。けれど、その場では何もいう事なく。次に移動した先──己の骸へと語りかける言葉に。はあ、と大きく嘆息する仕種をひとつ、落とした]