─自衛団詰所─
[詰所へと赴いたのは解放からだいぶ経ってからのことだった]
[自衛団長も詰所へと戻っており、まずは団員への説教が始まっている]
[断りを入れ再連行した修道士の居場所を聞き]
[話を聞くだけだと告げてその場所へと向かった]
[自衛団が管理する、他の息がかかっていない収容所へと]
─ →別の収容所─
[中をいくつかの個別に区切られた収容所]
[その一角に彼は居た]
……よぉ、シケた面してんな。
[抵抗の意思なしと言うことで]
[特別に(と言うよりは半ば強引に)区切られた一角内へと入る]
[その中で修道士は力無く壁に背を凭れていた]
[男が目の前に立っても動く素振りは見えない]