―聖殿・内部―[部屋の外で起きた騒ぎは知ってか知らずか。巫女は一人、机に向かい書を綴る]央都の巫女姫様のよに、直接堕天尸を見い出せぬ以上……多少の危険は、やむを得ませんよね……。[書に綴られているのは、島の長老に宛てた書状。内容は――要約すれば、自身を囮に堕天尸を誘き寄せ、封印を試みるという危険な策を取るつもりである事。そして、それに失敗した場合の事。術に長けた長老であるなら、封じの儀式も行えるだろうから後を頼む、と]